眩しい光はお茶の大敵?!光を制して鮮度を守れ!【#匠の技】
鮮度に挑戦し、「おいしい」と日々戦う匠たち。今日は、キラリと光る光にまで 厳しく目を光らせる、開発の匠のお話。
鮮度は続くよ ココまでも
キャップを開けた瞬間、一番おいしくお飲みいただくために。「お~いお茶」には「鮮度」への6つのこだわりがある。
▼1.「鮮度茶葉」2.「鮮度保持火入れ」3.「鮮度保管」火入れの妙を極めた匠のお話はコチラ
▼4.「鮮度抽出」5.「鮮度充填」おいしさの瞬間と日々戦う匠のお話はコチラ
6.「鮮度ボトル」
「お~いお茶」鮮度への6つのこだわり。最後を飾るのは「鮮度ボトル」と言う。若竹のように緑鮮やかな「お~いお茶」のペットボトル。実は、予想外の進化を人知れず?遂げていたというので、お茶実、またまた、静岡にて突撃取材です!
訪ねたのは、前回に引き続き「お~いお茶 愛」ハンパない開発部の坂田さん。
明るい・綺麗??LED照明とお茶の関係
怪しい・・・。怪しすぎるっ。「お~いお茶」好きすぎて、空ボトルにまでスポットライト当ててみたりしちゃっているのか??失礼を承知で聞いてみた。
そう言うと、おもむろに、2016年頃の店頭の様子を写した写真を見せてくれた。
省エネ効果の高いLED照明。2011年を契機とした電力需給逼迫に対する懸念の高まりを背景に、需要が拡大。街中のありとあらゆる照明が、LED照明に急速に切り替わっていた。それは、ご多聞に漏れず、店頭に並ぶ「お~いお茶」も、眩いばかりの光にさらされるようになったということ・・・。
光を征して鮮度を守れ!
そこで、坂田は、一般的なペットボトルにLEDライトを照射してみた。すると、直線的な強い光がペットボトルを貫いた!
「江戸切子」にあたる光の乱反射は、飲み物を美しく・おいしく魅せる。グラスにスマートフォンのLEDライトを当ててみた。ビンゴ!グラスの中に広がる光は、分散している!
そこで、店頭でLEDライトにさらされるペットボトルの肩部に、江戸切子のような工夫をすることにしました。それが「鮮度ボトル」。
▼LEDの光を乱反射させ、お茶の鮮度を光から守る。そんな「鮮度ボトル」のヒミツはコチラ
(取材を終えて)
お茶実に光の乱反射を、どうしても見せてあげたいと言う坂田さん。一生懸命、スマートフォンのライトで模擬実験。
「お~いお茶」の「鮮度ボトル」が、LEDの強く直線的な光を、見事に美しく乱反射させている。なんだか、坂田さんもお茶実も大満足。
実際は・・・
実際の試験では、上の写真の機械でLED光を当ててお茶の品質への影響を評価しています。ペットボトルの状態を評価しているだけでなく、中に詰められている「お茶の鮮度」が守られているかも、しっかりチェックしているんですね。
今日も、坂田たちが開発した70本のギザギザが、お茶の大敵 光から「お~いお茶」の鮮度を守っています。
さて。まだまだ、寒さが続きますが、茶畑では、そろそろ春の足音が聞こえて来る頃。「お~いお茶 専用茶葉」がスクスク育つ茶畑からの「お~いお茶裏ばなし」は3月公開!お楽しみに!
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