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これは もはや多いお茶?!日光に秘められたお茶の謎【#ウワサの自販機】

秋も深まり、紅葉の美しい季節がやってきました。

「たかがお茶、されどお茶」
緑茶飲料の可能性を信じ、困難に立ち向かった人たち。

今日は、スピンオフ。雨の日も風の日も、真夏の太陽が照り付ける中、しんしんと雪が降り積もる中でも、寡黙に石段を上る営業マンのお話。

ウワサ?!の自販機 「多いお茶」

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みなさんは、ご存じだろうか。この多すぎるぐらい「お~いお茶」推しの自動販売機を・・・。
そう、日本だけでなく世界中から多くの方が訪れる日本の名所『日光東照宮』の奥宮拝殿手前に設置してあるもの。奥宮といえば、御祭神 徳川初代将軍徳川家康公のお墓所。毎日多くの人が参拝に足を運ぶ。
そこまでの道のりは、別名で「石廊下」とも呼ばれ、延々と続くその急勾配の石段は実に207段。その階段をめっちゃ上ったところにある。参拝や観光客の皆様が、「ひぃ~ひぃ~」言いながらも目指すその先に、オアシスのように「バババ~ン」と登場するその姿は、違和感しかない。「なぜここに?」という疑問が沸くのが先か・・・「あ~生きかえるぅ~」と、「お~いお茶」で喉を潤すのが先か。
そして、一口飲んだあとに頭によぎるのは、「なんで、お~いお茶ばっかやねん」。

健脚の猛者現る?!

その疑問に、今日はお答えしましょう。
そう、この自動販売機に補充しているのは、伊藤園日光営業所の社員。毎日、約40キロの「お~いお茶」の缶を背負子に背負い、えっちらおっちら自らの足で上っているのだ。帰りは、代わりに空き缶を背に。往復実に414段・・・・。全部同じであっても、そりゃ仕方ない。

日光営業所に配属されて、まず聞かれるのは、「キミ!足腰は丈夫かい?」「登山部だったりしたかい?」だというのは、嘘かまことか。

「えっ?!裏に自動車の通れる道あったりするんじゃないの~?」と、大抵の人は思うだろう。いやいや。ど真面目に、毎日、一段一段上ってるのだ。「膝、がくがくしちゃう~」と、恐れるほど。その努力に脱帽・・・。

ある朝。駐車場のトラックから、中継地点に運ばれたたっぷりの「お~いお茶」

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「じゃ、行きますか。」日光営業所の猛者が一声。
おもむろに、背負子を背負ったと思いきや、躊躇なく上っていく。

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ざっざっざっざっ!
「えっ?!は、は、はやい!!!待ってくださ~い」

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あっという間に、彼の姿は彼方へ・・・・。なんなら、細身の女性ぐらいあるその重さ。

日光東照宮ルート

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自動販売機を前に「なんで、こんなところに?!」と、その社員に聞いてみた。
すべては、階段を一生懸命上ってきたお客様の「おいしい~!」の一言のために
その一言を残して彼は、また空き缶をたんまり手に、石段を下りて行った。
「ん~。実にかっこいい。」そこで、「お~いお茶」を一口。うむ。おいしい。

余談。帰りは空き缶を持って降りるそうでして。
お疲れ様です。

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