古(いにしえ)から引き継がれる心得。今に繋ぎ、そしてこれからも続く。
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古(いにしえ)から引き継がれる心得。今に繋ぎ、そしてこれからも続く。

お~いお茶裏ばなし

新春のご挨拶を申し上げます。お茶実です。
昨年は、21回に渡りnote「お~いお茶裏ばなし」をお読みいただき、ありがとうございました。

昨年は、主に「お~いお茶」誕生までの裏ばなしをお届けしてまいりました。昭和から平成、令和へと、進化を続ける「お~いお茶」。その裏にどんな裏ばなしがあるのでしょう。今年も、取材を続けてまいります!お楽しみいただけると幸いです。

さて、今日は、お抹茶の世界にまつわる言葉のお話です。

一期一会

茶道には「一期一会」という言葉があります。
この言葉の出典元の一つに、「茶の湯」の立役者の一人である千利休の、お弟子さん山上宗二が1588年頃に著者「山上宗二記」における茶湯者覚悟十躰ちゃのゆものかくごじゅったい

「常の茶の湯なりとも、路地へ入るより出るまで、一期に一度の会のように亭主を敬畏すべし、世間雑談、無用也」

と記されていたことに始まり、その後、幕末1857年頃に井伊直弼が「茶湯一会集」で「一期一会」という言葉で書き記し、世の中に知れ渡ってきたという説があります。

「一期一会」を解釈すると、どんな席であろうが、お客様と向き合った時には、たとえ肉親兄弟友人など、日常的に接している人たちでも「その時の集いは一生に一度しかない。だから、その機会に感謝して全力を尽くしなさい」と教えているのでしょう。

当時のことを想像すると、決して安寧ではなく、病気や天災、戦乱などによって、また次に会える保証のない時代に、人々が集いをどれほど大切にしようと考えたかが思い起されます。いにしえから伝えられ、今も「一期一会」の心を大切にする日本の茶道は、世界の人たちをも魅了する理由の一端が分かるような気がします。

「たかが緑茶、されど緑茶」
茶業界に携わる者として、私たちも「一期一会」の言葉を受け継いで、「お~いお茶」も、全国各地、世界各国のお客様の「一期一会」のために、一躍を担えるよう、精進しなければと、常々、高みを目指して格闘する日々です。

そして、私 お茶実は、その舞台裏をお届けしながら、今年もこのnoteを通して、皆様との一期一会を大切にし、繋がっていけたらと思います。よろしくお願い致します。

「茶は服のよきように点て」「相客に心せよ」

利休七則の一番目に「茶は服のよきように点て」という言葉あります。点てる側の都合や思い込みではなく、お客様にとって美味しいようにと戒めています。また、利休七則の七番目に「相客に心せよ」というのがあります。お茶席では、ご列席のお客様に対して、身分や立場に関係なくお客様第一、配慮に最善を尽くす。ということでしょうか。

今や、緑茶飲料業界の競争は激しくなってきてはおりますが、競争が厳しければ厳しい程、激しければ激しい程、利休七則に倣い、お客様に寄り添った商品開発行うこと。「たかが緑茶、されど緑茶」。ただの物理的な製品とならぬように戒めたいと誓う今日この頃です。

それでは、引き続き「お~いお茶裏ばなし」をお届けしてまいります。



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